エアコン室内機が傾いて見えるときは?触る前に撮る4カ所と施工店への伝え方
取り付けたエアコンを正面から見たとき、片側だけ下がっているように感じたり、室内機と壁のすき間が左右で違って見えたりすることがあります。押せば動くのか、すぐ直してもらうべきなのかと不安になる場面です。
ただし、見た目だけでは取り付け状態の良否や原因を決められません。確認のために本体を押したり、壁から外そうとしたりせず、施工店が状況を把握できる写真を残しましょう。
触って確かめる前に、見え方を写真へ残す

写真の役割は、その場で原因を診断することではありません。どちら側が低く見えるのか、壁との間にどのようなすき間があるのかを、施工店と同じ視点で共有するためのものです。
スマートフォンを斜めに構えたり、極端な広角で撮ったりすると、実際以上に傾いて写ることがあります。床に立った安全な位置から、室内機の正面へレンズを向け、天井や壁の角も一緒に入れてください。カメラのグリッド表示を使える場合は、画面内の垂直線や水平線を合わせる目安になります。
撮影のために本体の状態を変えない
触って位置を直そうとしないことが前提です。室内機を持ち上げる、壁側へ押す、すき間にスマートフォンや定規を差し込むといった確認は避けます。高い位置を撮るために、不安定な椅子や台へ乗る必要もありません。
運転中に気づいた場合は、撮影した時刻と運転モードをメモします。ぐらついて見えても、再現させようとして本体を揺らさないでください。
施工店が確認しやすい4カ所

一枚の写真へすべて収めるより、全体と細部を分けるほうが状況を伝えやすくなります。撮っておきたいのは、正面、左右の側面、壁との境目、水滴の有無です。
正面は天井と壁の線まで入れる
室内機だけを大きく撮るのではなく、数歩離れて左右の端、天井、近くの壁の角が入るように撮影します。正面から見て右側と左側のどちらが低く見えるかも、写真とは別に言葉で伝えます。
左側と右側をそれぞれ横から撮る
室内機の左右を、壁との境目が見える角度から一枚ずつ撮ります。下側のすき間、配管が出ている側、本体と壁の接し方が分かる範囲までで十分です。見えない奥を写そうとして、スマートフォンや手を差し込まないようにします。
壁との境目と周辺の変化を写す
室内機の周囲に、壁紙の浮き、ひび、変色など目に見える変化があれば、位置関係が分かる写真と近くからの写真を撮ります。変化が見当たらない場合も、「撮影時には見当たらなかった」と施工店へ伝えれば、判断材料になります。
水滴は場所が分かる全体写真も残す
水滴や濡れがあるときは、水だけを接写するのではなく、室内機のどの部分から出ているように見えるかが分かる写真も残します。吹き出し口、本体下部、壁、床のどこが濡れているか、運転開始からどのくらいで気づいたかを控えてください。
撮影時に水滴がなければ、それも有効な情報です。「傾きは見えるが、水滴は確認していない」のように、見えたことと見えなかったことを分けます。
写真と一緒に施工店へ伝える内容

施工店への連絡では、「施工不良だと思う」と原因を決めるより、観察できた状態を具体的に並べるほうが伝わります。設置日が分かる場合は、工事の注文番号や機種名とともに用意しておきましょう。
- 傾きやすき間に気づいた日時
- 正面から見て、どちら側が低く見えるか
- すき間が気になる位置と、以前から変化したか
- 水滴、異音、におい、壁の変化の有無
- 気づいたときの運転モードと運転時間
- 写真を撮った後も状態が変わっているか
すき間の幅を伝えるために、無理に定規を差し込む必要はありません。寸法が分からなければ、「右上は壁に近く、左下にすき間が見える」など、位置を言葉にします。
連絡文の例
「設置した室内機が、正面から見て左側へ下がっているように見えます。左右と正面、壁との境目を撮影しました。水滴と異音は今のところ確認していません。本体には触れていません。使用を続けてよいか、現地での確認が必要か教えてください。」
水滴や音がある場合は、「問題ないと思う」と省かずに追記します。短い動画でしか伝わらない動きや音があれば、安全な距離から撮影し、写真と一緒に送れるか施工店へ確認してください。
撮影よりも使用中止と連絡を優先したい変化

見た目の傾きだけが気になる場合と、落下や電気に関わる異常が見える場合では、取るべき行動が異なります。室内機が大きく動く、壁のひびが広がっているように見える、水がコンセントや電源コードの周辺へ達している、焦げたようなにおいや明らかな異音がある場合は、近づいて撮影することを優先しないでください。
製品の取扱説明書に従って使用を中止し、室内機の下から離れたうえで施工店や販売店へ連絡します。自分で室内機を壁から外す、固定し直す、配管を動かすことは避けてください。
日本冷凍空調工業会のルームエアコン取り付けに関する注意事項でも、据付工事は販売店または専門業者へ依頼するよう案内されています。メーカー側の一般的な情報を確認したい場合は、ダイキンのエアコンに関するお役立ち情報も参照できます。個別の室内機の状態は、写真と設置状況を施工店へ伝えて確認してください。
施工店へ連絡する前によくある疑問
壁とのすき間が左右で違えば、施工不良ですか?
すき間の見え方だけで、施工状態の良否や原因を決めることはできません。正面と左右から撮影し、いつ気づいたか、変化しているかを施工店へ伝えて確認を依頼してください。
水平器を室内機へ当ててもよいですか?
本体を押したり、上へ手を伸ばしたりする確認は避けましょう。安全な位置から天井や壁の線を含めて撮影すれば、施工店へ相談するための情報になります。水平かどうかの判断は、固定状態も確認できる施工店へ任せます。
取り付けを依頼した施工店へ連絡できない場合や、エアコン工事について相談先を探している場合は、IMAIRUホームのエアコンサービス案内で依頼できる内容を確認してください。撮影した写真と気づいた日時を手元に置いておくと、相談を始めやすくなります。
