給湯器リモコンに「88」「888」が点滅した。故障表示ではないのに点検が必要な理由
給湯器のリモコンに見慣れない「88」や「888」が点滅すると、今夜お湯が止まるのではないかと身構えます。ところが、少なくともノーリツの対象機器では、これは故障コードではなく、長く使った機器へ点検時期を知らせる表示です。お湯が出ているから放置する、故障だと思って電源を触り続ける。その二つの間にある「点検の相談を始める合図」として読むと、次の行動を決めやすくなります。
「88」「888」は、壊れた箇所を示す数字ではない

ノーリツの公式案内では、設計上の標準使用期間、またはそれに相当する使用回数を超えたとき、リモコンへ88・888を点滅表示すると説明しています。対象機器では「点検時期のお知らせ」であり、故障や不具合そのものを示す表示ではありません。
ここで大切なのは、「故障表示ではない」と「何もしなくてよい」を同じ意味にしないことです。表示が伝えているのは、現在のお湯の出方だけでは分からない経年変化を確認する時期に来た、ということ。使用年数だけで寿命を断定する数字でもありません。
お湯が出るかではなく、表示と機器の状態を分けて見る

点滅を見た直後は、リモコン全体と給湯器の型式を写真に残しておくと、問い合わせ時の行き違いを減らせます。88のほかに別の数字が出ていないか、普段と違う音やにおい、水漏れがないかも、表示とは別の情報として整理します。
異常を感じる場合まで「88だから故障ではない」と決めつけるのは避けます。反対に、症状がないのに交換時期だと即断する必要もありません。リモコン表示、使用開始のおおよその時期、機器の状態をひとまとまりにして、メーカーや設置事業者へ伝えるのが自然です。
点検の相談では、交換の話まで一度に決めなくてよい

点検は、今の機器を使い続けられるかを確認するための入口です。点検の結果、整備や交換の検討が必要になることはありますが、表示を見ただけで結論は出ません。設置状況や家族のお湯の使い方も含め、判断材料を増やす時間と考えます。
機種や設置条件を確認しながら相談先を探す場合は、給湯器の相談内容と対応範囲も確認できます。問い合わせる前に、型式ラベル、リモコンの点滅、設置場所の三つを撮っておくと、説明が短くても状況が伝わります。
「88」が出てもお湯を使えますか?

ノーリツ公式は、88・888を故障表示ではないとしています。ただし、対象機器やほかの症状まで同じとは限りません。表示全体と型式を確認し、異音、異臭、水漏れなどがあれば表示とは分けて相談してください。
表示だけを消してもよいですか?
メーカー公式は、自分で解除する前に窓口へ問い合わせるよう案内しています。表示を消すことより、なぜ表示されたのかを確認し、点検の要否を判断することが先です。
まとめ
88・888は、少なくともノーリツの対象機器では故障箇所を示す数字ではなく、点検時期のお知らせです。リモコンと型式を写真に残し、普段と違う症状の有無を別に整理して、メーカーまたは設置事業者へ相談します。「まだ使える」と「まだ点検しなくてよい」を混同しないことが、落ち着いて判断するための境目です。
